
第19代会長挨拶
平成21年度 会長挨拶
この度、第19代熊本県神道青年会の会長に就任いたしました 宮崎 志武 と申します。もとより浅学非才の身ではございますが、お引き受けした以上は微力ながらも斯界の発展に寄与したく存じる所存でございます。どうぞ宜しくお願い致します。
畏くも今上陛下御即位20年、また天皇皇后両陛下御成婚50年の佳節を迎える本年、我が熊本県神道青年会もまた創立60周年の節目の年を迎えます。
未だ社会は混迷を極め、人々は先の見えない現状に不安を募らせるなか、底の浅いマーケティングのみの、うわべだけのトレンドにより、都市はスクラップアンドビルドを繰り返し、戦後植えつけられた、消費至上主義により価値観を見失った若者は、あたかも波の上を頼りなく漂える泡や油のようにも見えます。
しかしながら一方では、「クールジャパン」という表現に代表されるように、国内外から日本文化の再評価の気運が高まっていることも事実です。映像作家の 高城 剛 さんは日本人の国民性を「ハイブリッド」という言葉で表現されました。自動車の動力に代表されるように、まったく性質の異なるものをひとつに内包することの出来る感性のことであります。
「クールジャパン」という言葉は、元来米国発の文化やモノが日本人のリメイクにより昇華されたことを指すようですが、真に「クール(すばらしい)」なのは、万世一系の天皇陛下の知ろし食すこの豊葦原瑞穂国の豊かな風土により培われた、全てのものに神が宿るという優れたバランス感覚を持つ感性ではないでしょうか。
本会六十周年記念事業を執行するにあたり、主題を「原点回帰 ~混沌からの産霊~」と掲げさせて頂きました。伊邪那岐、伊邪那美、二柱の神が天の沼矛(あめのぬぼこ)を賜ひて漂えるこの国を修理固成されましたように、県内青年神職相集い、一本の矛となりて、この混沌の世に飛び込み、神社神道の隆昌、国体の再建に邁進して参りたいと存じます。
御関係各位の更なる御支援と御指導、会員の皆様のより一層の御協力をお願い申し上げ、挨拶と致します。
宮崎 志武
平成21年5月9日 定例総会に於いて




